福島県飯舘村の取組み

主な特徴や狙い

飯舘村は、福島県の浜通りの北部に位置しています。東日本大震災の原発事故によって全村避難しましたが、2017年3月より一部地域を除き帰村が始まりました。
現状(2018年3月現在)では元住民6000人のうち帰村したのは約1割です。村はすぐには「戻らない人」や「戻れない人」、村を応援する「村民以外の人」と一緒に村づくりを行う「までいな復興計画」を掲げてきましたが、「ふるさと住民票」でそれを加速したいと考えています。

福島県飯舘村の紹介はこちら!(日本でもっとも美しい村連合「飯舘村」)

主な取組み

ふるさと住民の方には以下のサービスを予定しております。
詳細未定のものについては、詳細決定後に飯舘村ホームページを更新するほか、ふるさと住民の方に郵送等でお知らせいたします。

いいたて再発見塾

各地の生活や文化から日本の魅力を改めて見出す活動をしている「日本再発見塾」(呼びかけ人代表:黛まどか、俳人)の協力のもと、飯舘村の魅力を再発見する塾を、「ふるさと住民」を対象に開催します。飯舘村の郷土料理づくり、村内を歩き俳句を詠む吟行など、飯舘の魅力を体感していただく企画です。

一日村長

 希望された方の中から年間に1~2名、一日村長として飯舘村の村政、復興についての会議等に参加していただく体験です。選考は、申込書の復興のアイデアの内容によって行い、日程等の詳細につきましては、選考後にご連絡、ご相談させていただきます。

飯舘村生活体験

飯舘村の空き家等を活用し、飯舘村での仕事や活動へのご協力を条件に、飯舘村での生活を数日間から一か月間程度、体験していただく事業です。

飯舘村のイベント等のチラシ発送

飯舘村のイベントについて、告知のチラシを送付させていただきます(不定期)

「いいたて村の道の駅までい館」の商品券プレゼント

道の駅までい館に新商品やイベントのアイデアを、ふるさと住民登録をお申込みの際に募集します。採用された方には、道の駅までい館で使える商品券2万円分を贈呈予定です。

飯舘村小説大賞、川柳大賞

飯舘村に関連した小説、川柳を募集し、優秀賞には道の駅の商品券2万円分を贈呈予定です。

ふるさと住民登録者数

1,030名[2024年7月末時点]

ふるさと住民カード

*カードの種類によっては、在庫の枚数に限りがあるため、ご希望のデザインをお送りすることができない可能性があります。

飯舘村ふるさと住民票に申込みたい!

飯舘村ホームページ及び飯舘村役場総務課窓口で配布する申し込み用紙
により申込むことができます(登録料は無料)。

「ふるさと住民票」は、その市町村への ”思い”さえあれば、どなたでも住民になれます。
構想日本はご縁を結ぶお手伝いをさせて頂きたいと思います。

下記リンク先より飯舘村「ふるさと住民票」の申し込みができます。
飯舘村ホームページ:http://www.vill.iitate.fukushima.jp/soshiki/1/3238.html

メディア記事等

福島県飯舘村が「ふるさと住民票」を開始!

福島県飯舘村は、4月から「ふるさと住民票」を始めます。
これは、村外から村づくりやその応援をしてくれる人(=関係人口)を増やすしくみです。

飯舘村は東日本大震災の原発事故によって全村避難しましたが、昨年、一部地域を除き帰村が始まりました。
現状では元住民6000人のうち帰村したのは約1割です。村はすぐには「戻らない人」や「戻れない人」、村を応援する「村民以外の人」と一緒に村づくりを行う「までいな復興計画」を掲げてきましたが、「ふるさと住民票」でそれを加速したいと考えています。

飯舘村は原発事故により居住者が急減しましたが、これは日本中の地域が直面する課題を先取りしているとも言えます。「ふるさと住民票」は人口減少が進む全国の地域にとって課題解決のお手本となる可能性を持っています。

「ふるさと住民票」を申請すると、「ふるさと住民カード」が発行されます。
カードデザインは飯舘村「ふるさと住民票」に協力している「日本再発見塾」*の呼びかけ人であるイラストレーターのわたせせいぞう氏によるものです。

*飯舘村「ふるさと住民票」は、各地の生活や文化から日本の魅力を改めて見出す活動をしている「日本再発見塾」(呼びかけ人代表:黛まどか(俳人)、http://www.e-janaika.com/)が協力しています。

★3月12日より飯舘村「ふるさと住民票」の申込受付が開始(制度内容などは下記)!

 

▼3月10日に飯舘村「ふるさと住民票」記者説明会・飯舘村「ふるさと住民票」第1号交付式を開催。

4月からの飯舘村「ふるさと住民票」の取組み開始に先立ち、飯舘村役場で記者説明会とふるさと住民票第1号交付式を開催しました。

当日は、飯舘村村長の菅野典雄氏、飯舘村「ふるさと住民カード」のデザインを作成し、「日本再発見塾」の呼びかけ人でもあるイラストレーターのわたせせいぞう氏、飯舘村「ふるさと住民票」の企画、運営に協力する構想日本代表の加藤秀樹が出席しました。

第1号交付対象者として、元飯舘村民であり現在は福島市に在住する佐藤道子氏、現在は飯舘村復興アドバイザーであり前原子力規制委員会委員長の田中俊一氏、飯舘村でカボチャ饅頭の開発等の活動を進めてきた福島大学の学生4名(2017年度に飯舘村と福島大学が協力協定を締結)、ふるさと住民票のカードデザインを作成していただいたわたせせいぞう氏の計7名に「ふるさと住民カード」が交付されました。

当日の様子は、こちらの記事(福島県飯舘村で「ふるさと住民票」第1号交付!!)をご覧ください。

==以下、飯舘村「ふるさと住民票」の制度概要==

▼飯舘村「ふるさと住民票」の対象者

申請時点で飯舘村に住民票がない方(元村民を含む)で、飯舘村に興味・関心のある方。
例えば、

  • 飯舘村出身で、離れたまちで暮らしている方
  • 飯舘村にふるさと納税された村外の方
  • 飯舘村の復興を応援したい村外の方 など

 

▼飯舘村「ふるさと住民カード」

「ふるさと住民票」を申請すると、「ふるさと住民カード」が発行されます。
カードは以下の3種類からお好きなものを選ぶことができます。

A

B

C

裏面(3枚共通)

 

▼飯舘村「ふるさと住民票」の制度内容

ふるさと住民の方には以下のサービスを予定しております。

詳細未定のものにつきましては、詳細決定後にホームページを更新するほか、ふるさと住民の方に郵送等でお知らせいたします。

いいたて再発見塾

各地の生活や文化から日本の魅力を改めて見出す活動をしている「日本再発見塾」(呼びかけ人代表:黛まどか、俳人)の協力のもと、飯舘村の魅力を再発見する塾を、「ふるさと住民」を対象に開催します。

飯舘村の郷土料理づくり、村内を歩き俳句を詠む吟行など、飯舘の魅力を体感していただく企画です。

一日村長

希望された方の中から年間に1~2名、一日村長として飯舘村の村政、復興についての会議等に参加していただく体験です。選考は、申込書の復興のアイデアの内容によって行い、日程等の詳細につきましては、選考後にご連絡、ご相談させていただきます。

飯舘村生活体験

飯舘村の空き家等を活用し、飯舘村での仕事や活動へのご協力を条件に、飯舘村での生活を数日間から一か月間程度、体験していただく事業です。

飯舘村のイベント等のチラシ発送

飯舘村のイベントについて、告知のチラシを送付させていただきます(不定期)

「いいたて村の道の駅までい館」の商品券プレゼント

道の駅までい館に新商品やイベントのアイデアを、ふるさと住民登録をお申込みの際に募集します。採用された方には、道の駅までい館で使える商品券2万円分を贈呈予定です。

飯舘村小説大賞、川柳大賞

飯舘村に関連した小説、川柳を募集し、優秀賞には道の駅の商品券2万円分を贈呈予定です。

▼飯舘村「ふるさと住民票」の申込受付が始まっています!

飯舘村ホームページ及び飯舘村役場総務課窓口で配布する申し込み用紙
により申込むことができます(登録料は無料)。

「ふるさと住民票」は、その市町村への ”思い”さえあれば、どなたでも住民になれます。
構想日本はご縁を結ぶお手伝いをさせて頂きたいと思います。

下記リンク先より飯舘村「ふるさと住民票」の申し込みができます。
飯舘村ホームページ:http://www.vill.iitate.fukushima.jp/soshiki/1/3238.html

 

▼飯舘村「ふるさと住民票」に関するメディア掲載情報

NHK NEW WEB(3月10日):“避難先でも行政サービス”「ふるさと住民票」交付 福島 飯舘村 

PR TIMES(3月10日): 「までいな復興」の切り札にしたい福島県飯舘村が「ふるさと住民票」を開始

BUSINESS INSIDER JAPAN(3月11日):原発被害の福島県飯舘村、だれでも村民になれる「ふるさと住民票」開始

福島民友(3月11日)):飯舘村が「ふるさと住民票」初交付 にぎわい創出へ村人増やす

毎日新聞(3月11日):【社説】大震災7年 福島の自治体 故郷との絆結ぶ手立てを

朝日新聞(3月11日):飯舘応援の証しに「ふるさと住民票」 7人に交付/福島県

など上記含めテレビ、新聞社、Webメディアに約20件ほど掲載されました。

『ふるさと住民票』をテーマにフォーラムを開催!(9/20)

9月20日、239回目のJ.I.フォーラムを開催しました。

≪開催概要≫

「自治体発『ふるさと住民票』というアイデア」~「関係人口」を増やしゼロサムからプラスサムへ~

構想日本と12の自治体で、2015年から「ふるさと住民票」の活動を進めています。

住民票はないけれど故郷に愛着がある、仕事や介護で複数の地域に住んでいるなど、現代人は自治体に対してより柔軟な関係を求めています。これに対して「ふるさと住民票」は、人々と自治体の「複線的な関係」を提供しようというものです。そして、実施5市町村は「ふるさと住民」が400名余増えたのです。

今、各地で人口増の取り組みが行われていますが、日本全体の人口が減る時代には、所詮「とりあい」に終わります。

しかし「関係人口」すなわち地域に関わる人を増やせば、ゼロサムがプラスサムになるのです。国の制度の枠にとどまらず、独自の知恵で関係人口を増やす。これが人口減少時代の自治体の姿ではないでしょうか。

〇日時・場所

2017/09/20(水) 18:30~20:30

日本財団ビル2階 大会議室

〇登壇者

菅野 典雄 (福島県飯舘村長)

福嶋 浩彦 (中央学院大学 教授・元消費者庁 長官・元我孫子市長)

安冨 圭司 (佐那河内村 総務企画課)

山下 祐介 (首都大学東京 准教授)

〇コーディネーター

加藤 秀樹(構想日本代表)

 

詳細は構想日本HPをご覧ください。

また、当日の中継はこちら(Youtube)でご覧いただけます!

 

2年前に8人の首長と構想日本が共同提案した「ふるさと住民票」について、その意義や実際の運用状況、今後の課題や方向性などを議論しました。

以下は、構想日本総括ディレクターの伊藤が当日に実況ツイートしたものです。
参考としてご覧ください。

 

 






 

(※上記は、構想日本オフィシャルブログ「『人口の奪い合いをやめて関係人口を増やそう』第239回JIフォーラム実況ツイート」より抜粋)